アンケート結果（6名）

神戸IDAHO2023活動報告

2023年5月4日(木・祝)

神戸マルイ前にて実施

神戸IDAHOスタッフ　1名

協力：れいんぼー神戸　スタッフ3名

参加者にはだいじょうぶくまさんステッカーを配布

→配布数23枚（60枚に対して残数を引いた数で参加者数を計算）

裏面に参加者アンケートQRコードを掲載し、Googleフォームにてアンケートを回収

▼マイクパフォーマンス

集まったメッセージは交代で4、5週は代読することができた。「当日読み上げる文章」も読み上げた。例年マイクパフォーマンスはスタッフのみとしていたが、当日の様子や参加者の状況から判断し、LGBT関連の団体のスタッフの経験者や運営をされている方にはマイクパフォーマンスに協力していただいた。またマイクパフォーマンスをしてくださった団体の代表の方には、団体の紹介や、別の場所で開催されるIDAHOの宣伝などをしていただいた。

いままでこういった試みはしてこなかったが、短い時間でも色んな方にマイクパフォーマンスに参加していただくことで、より一体感が生まれたり、路上アクションに彩り（バラエティさ？のようなもの）が生まれたように感じた。個人的にはさまざまな人の想いを聞くことで、どんな想いで参加してくださっているのかを知ることができたことがとてもよかった。来年はまたスタッフだけで行うかは検討しつつ、柔軟に対応していきたい。

▼チラシ配り

チラシ配りは無理に行わず、立ち寄ってくださった方や、興味がありそうな方に渡した。チラシ配りはハードルが高いので得意なメンバーにやっていただいたことも役割分担ができていてよかった。チラシの数が減っているので、内容も含めて来年はリニューアルを検討したい。

▼掲示物

参加者の方からチラシをA3サイズに印刷して掲示したらわかりやすいのではないかとアイデアをいただき、急遽コンビニで印刷したものを路上に貼り付けたり、手で持ったりすることに。活動内容を知っていただきやすくなり、とてもいいアイデアをいただくことができた。来年も手持ち用のチラシを準備しようと思う。

レインボーフラッグにメッセージを書いてもらう試みはとてもよかった。2017年以前は毎回記入するための別の掲示物を作っていたが、スタッフの負担が大きかったため、フラッグに書いてもらうことを続けてみようと思う。地面に貼り付けて書いてもらうスタイルにしたことで、通行人の方が来て書いてくださっている感もあり、通行人の方の注目も集められたと思う。

▼カンパグッズ

希望者の方にはカンパグッズを販売した。（ピアス、バッジ、イヤカフを持参）3600円のカンパ売上が集まった。

▼人通り

GW中ということもあり、例年の1.3倍くらいの人通りだったように思う。三宮駅周辺が開発されているということもあり、マルイ前でのアクションは人通りや、スペース的にも活動しやすいと感じる。

▼総括

ドイツから日本を旅行中の方がレインボーフラッグを見つけて立ち寄ってくださったり、マイクパフォーマンス中にレインボーのリストバンドを掲げながら通りすぎてくださった方がいたり、写真を撮っていってくれた人がいたりした。参加者全員にどんなことがあったか確認できているわけではないが、一人一人が路上アクションをする上で発見があったのではないだろうか。

京都や和歌山から参加してくださった方もいたり、また8年ぶりに神戸に帰ってきたので、と声をかけてくださった方がいた。8年前のチラシを保管してくださっているそうで、とても嬉しかった。しばらく会えていなかった友人も来てくれたり、ツイッターで応援してくださっていた団体の方とご挨拶できたりと、私個人だけでも多くの発見や喜びがあった。

私自身2019年は他のメンバーにお願いしていたため、この規模でのアクションは2018年以来であった。コロナ禍で離れてしまった人や、神戸IDAHOの知名度も低くなっていたと思う。また、路上アクションやメッセージを代読するというアクション自体、コロナ後の社会やコミュニティにどう受け止められるのか不安がなかったわけではなかった。しかし約5年ぶりに行ったアクションは、5年前と同じくらいの参加者が来てくださり、一人一人の想いも薄くなってはいなかった。

様々なアクションが全国に広がり、パレードやコミュニティ、昼間のイベントも珍しいものではなくなった。神戸IDAHOが始まった2011年とは違い、「LGBT」という言葉がメジャーになりつつもある。それでも続けていきたいと今回思った理由としては、イベントとパレードの間くらいで、定期的に集まったりするといったコミュニティを持たないこの形態だからできることもあるのではないかと可能性を感じたからだ。時代や参加者に合わせて柔軟に対応しながら、これからもベターな方法を探りながら続けていけたらと思う。

▼今後について

愛ダホ.netがクローズするということで、神戸IDAHOの路上アクションの継続についてどうしようかと思っていたが、参加者の方が「続けましょう！」「全国への種まき活動は終わったけれど各地のアクションは続けていきましょう！」と言ってくださり、ニーズがある限り続けていきたいと感じた。上記に書いたように、継続しているからまた来れる場所として存在していることの意味を考えるきっかけにもなった。